2019.12.11 第三回 みずうみケアコンテストを開催しました!

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12月9日(月)に在宅ステーションにて、第三回みずうみケアコンテストが開催されました!

当取り組みは、全国高校生介護技術コンテストを見た職員が

「ぜひ、この大会をみずうみでも開催したい」という熱い情熱を持って、

介護士職能委員会にて提案したことにより、実現に至ったそうです。

ケアコンテストとは、「事前に告知された利用者像・状況設定を元に、主体的にケアを考え、

利用者役の方を相手に実際にケアを行う」という、とても実践的な大会です。

 

第一回・第二回は他コンテストから課題などを参考にして開催していましたが、

第三回は「課題や採点基準などを、みずうみ内で一から作成した初めての大会」

とのことで、職能委員会のみなさんの熱意が伝わってきました。

今回の課題を簡単に説明しますと、

「それぞれ特徴のある、鈴木さんと高橋さん(両者仮名)の二人に対してどのように食事介助を行うか。」

というものでした。

失礼ながら私は今回、ケアコンテストの取材をさせて頂くのが初めてであり、

「利用者像と状況設定が固定であり、制限時間もあるならば、目指すケアは似たものになるのかな。」

と「ある一つの理想的なケア」がありそれを全員で目指していく大会を想像していました。

 

しかし、実際にケアコンテストを見ると、良い意味で、十人居れば十人違うケアがあり、

それぞれの追求するケアを目指す、「十人十ケア」という様相を呈していました。

 

例えば、配膳一つとってみても、

「利用者様が混乱されないように箸だけをそれぞれ並べる」

「早食いをされても、のどを詰まらせないように小さいスプーンだけを出す」

「利用者の意思を尊重し、箸・スプーン・フォークのどれを使用するか尋ねる」

という選択肢が今回のケアコンテストでは表れていました。

ここで、「それぞれがそれぞれのケアを追求するのは、独り善がりなケアを生まないか?」

という疑問が浮かんできますが、それに対する答えもちゃんと大会内にありました。

 

競技が終わるたびに選手が一言ずつ感想を言うのですが、その中で多かったのが

「自らが所属する部署内で、この課題に対してどのようなケアが考えられるか検討し、

話し合ったうえで当大会に参加させて頂きました。部署の皆様に感謝しています。」

という感想でした。

 

部署内で気づきや発見を出し合い、お互いの意見を聞くことで、

独善を排したより良いケアに近づける努力をされているわけですね。

 

選手の皆様、介護士職能委員会の皆様、お疲れさまでした!

 

※後日、Youtube みずうみチャンネルにてダイジェスト版を投稿する予定です。お楽しみに。